映画『記憶にございません!』あらすじとネタバレ!原作は?

三谷幸喜の長編映画監督8作目で、記憶をなくした総理大臣が主人公の政界コメディ。

史上最低の支持率を2.3%を叩き出した総理大臣を中井貴一が演じるほか、ディーン・フジオカ、石田ゆり子、小池栄子、草刈正雄、佐藤浩市ら豪華キャストが顔をそろえる。

三谷幸喜作品らしい細かな仕掛けにも注目!

『記憶にございません!』あらすじ

主人公黒田啓介(中井貴一)は病院のベッドの上で目を覚まします。

状況が理解できない彼は病院を脱走しますが、人々はなぜか冷たい態度。

すぐにスーツ姿の屈強な男達に囲まれ、連行された先は首相官邸。

彼の正体は「史上最悪のダメ総理」と呼ばれる総理大臣で、市民が投げた石が当たってしまい、記憶喪失になっていたのです。

彼らは、首相の記憶喪失という大問題を本人と井坂(ディーン・フジオカ)、番場(小池栄子)ら二人の秘書官だけの秘密として隠すことにします。

自宅に戻っても妻・聡子(石田ゆり子)もわからず、家族は不審の目を向けますが、もとより家庭環境にも問題がある様子。

しかし、家族以外にも問題は山積み。首相の立場を利用した収賄に野党党首の山西(吉田羊)との不倫。更には古郡(佐藤浩市)と名乗るライターには理由もわからず脅されてしまいます。

そんな中、ふとした行動を井坂に咎められたことをきっかけに、黒田は小学校時代の恩師を招き、一から政治の勉強を始めます。

恩師に「記憶をなくした君だからできることがある」と背中を押された黒田は、秘書たちに協力を求め、これまでの行動を改めだします。

そんな彼に日系女性大統領スーザン・セントジェームス・ナリカワ(木村佳乃)の来日という最大の外交問題が振りかかります。

『記憶にございません!』結末ネタバレ

語学も接待もできない、不安な状態でアメリカ大統領を迎えます。

何とか数々の難所を切り抜けた黒田達ですが、夕食後の黒田のストレートな発言によって大統領は勢いよく席を立ってしまいます。

日米関係の危機と不安を募らせる黒田達。

しかし共同会見の場で大統領の口から出たのは、黒田の率直な姿勢に対する賛辞でした。

この危機を乗り越えた黒田達は、古郡に協力を仰ぎ、古い体制の原因である官房長官鶴丸(草刈正雄)を辞任に追い込むことに成功します。

全てが良い方向に流れ始めたかに見えた矢先に、聡子と井坂の不倫現場がスクープされたことが発覚。

辞表を提出する井坂を「君が必要だ」と黒田は引き留めます。

また、姿をくらまそうをした聡子に、黒田は国会中継で「愛している」と呼び掛けます。

夫の必死の訴えに、聡子は黒田の元へ帰りました。

家族や周囲からの信頼を少しずつ得だした黒田。

そんな黒田に、秘書官の番場は、偶然見つけた黒田の小学校時代の作文を黒田に読んで聞かせます。

そこには頭にボールが当たって記憶喪失にでもなれば、もっと素直な自分が出せるのに…という黒田少年の気持ちが綴られていました。

黒田はその作文を金庫にしまうことを番場に指示し、「国家機密だよ」と微笑みました。

『記憶にございません!』原作はある?

今回の映画「記憶にございません」は原作となっている小説などは存在していません。

「記憶を失った総理大臣」という十文字で作られたフレーズから三谷幸喜監督が脚本から監督までやっているオリジナル作品です。

『記憶にございません!』ここに注目!

あいかわらず豪華な顔ぶれの俳優陣

三谷幸喜作品といえば、豪華な俳優陣に注目ですよね。

今回初出演で注目されているのは、ディーン・フジオカさん。

三谷さんはオフィシャルブログのなかで次のようにおっしゃっています。

 撮影現場でのディーンさんは、まるで王子様のよう。佇まいの品の良さが半端ではない。彼が「おディーン様」と呼ばれるのも頷ける。「おディーン」でもなく「ディーン様」でもなく、まさに「おディーン様」。「おディーン様」は出番を待っている間も「おディーン様」を演じ続けているように見える。まったく隙がない。(三谷幸喜オフィシャルブログより)

こんなおディーン様が映画の中でどんな演技をしているか気になりますよね?

他にも、山口崇、田中圭、寺島進、迫田孝也、後藤淳平(ジャルジャル)、濱田達臣、有働由美子(敬称略)といった多種多様な面々が、意外な場面で登場するのも注目です。

わかりやすいストーリー

三谷作品といえば俳優陣が豪華すぎてストーリーが入ってこない、と感じることさえありますが、今回に関しては適切な配役、配分だったと感じました。

また今回の作品はストーリーがとてもシンプルで、「記憶を失ったダメ総理大臣がどうやって立ち直っていくか」という軸がしっかりしていたので、細かな笑いに惑わされることともなく最後までとても面白く見ることができました。

三谷幸喜らしい演出

シーンとして注目する点は、やはり最後の黒田総理が国会中継で聡子へ呼びかけるシーンです。

さすが中井貴一さんといった感じで、テレビ越しなのにしっかりと愛が伝わってきました。

モーニングショーを思い出させる、中井さんの熱い演説を観ていると三谷さんの映画を見たなぁという気持ちにさせてれます。

『記憶にございません!』まとめ感想

『記憶にございません!』は、大人から子供まで楽しめる完成度の高いコメディでした。

話もシンプルで、脇道に逸れることもなく、それでいて三谷幸喜らしさも失われていない、誰にでも「面白かったよ」とおすすめできる作品です。

いつもの俳優陣はもちろん、意外な俳優さんが至る所に登場するので目が離せません。

最後には観る人に、自分が本当にやりたいことを見つめ直すきっかけも与えてくれると思います。

三谷幸喜監督作品は少し苦手、と思っている人にも楽しく見ていただける映画です。

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