ピクサー&ディズニー製作のアニメーション映画、トイ・ストーリーの続編です。
本作は2作目なのですが、なんと当初は映画化の予定は無かったそうです。
ビデオ作品として製作しており、ジョン・ラセターは製作メンバーでは無かったとか。
しかし、あまりの出来の良さに急遽映画化が決まり、再びジョン・ラセターが監督を務めることになりました。
興行収入は前作を軽く上回り、ゴールデングローブ賞の作品賞を受賞しました。
登場人物にピクサーの社員が使われるなどの小ネタがある、遊び心が満載のトイ・ストーリー2をご紹介していきます。
『トイ・ストーリー2』概要
【作品名】
トイ・ストーリー2
原題 Toy Story2
【公開日】
アメリカ合衆国 1999年11月24日
日本 2000年3月11日
【監督】
監督 ジョン・ラセター
【主題歌】
ランディ・ニューマン 『You’ve Got a Friend in Me』
日本語版
ダイヤモンド☆ユカイ 『君はともだち』
【キャスト】
ウッディ - トム・ハンクス
バズ・ライトイヤー - ティム・アレン
アンディ・デイビス - ジョン・モリス
ボー・ピープ - アニー・ポッツ
ジェシー - ジョーン・キューザック
(ヨーデル部分:メアリー・ケイ・バーグマン)
『トイ・ストーリー2』あらすじ
ウッディとバズ、他のおもちゃ達は『ルール』を守りながら相変わらず楽しく暮らしていました。
ある日アンディはキャンプへと出掛けて行き、アンディのママがその隙に遊ばなくなったおもちゃ等をガレージセールに出してしまいました。
そこには音が出なくなってしまったペンギンのおもちゃも出され、慌ててウッディが救出に向かいます。
しかしハプニングがあり、ガレージセール品と間違われたウッディはアルという男に目を付けられてしまいました。
アンディのママは売り物では無いとハッキリ断り、男の手からウッディを取り返します。
ひと安心かと思われましたが、なんと男はウッディを盗み自宅へ持ち帰ってしまうのでした。
一部始終を見ていたおもちゃ達はウッディを救う為、家を飛び出します。
一方で、アルの自宅に連れて来られたウッディは衝撃の事実を知ることに…。
『トイ・ストーリー2』結末ネタバレ
アルの自宅で出会ったのは、ウッディと共に売り出されていたおもちゃ達でした。
ウッディは自分が今やとても貴重なコレクター品であることを知り、大はしゃぎで喜びます。
そして、カウガール人形のジェシーと愛馬のブルズアイ、プロスペクターというおじいさんの人形。
これらはウッディとセットであることに価値があるらしく、アルにより転売目的で集められたのです。
転売先は日本の博物館。
博物館のガラスケースの中で、永遠に子供たちに見てもらう。
「捨てられる心配がない」
3体のおもちゃはそれを強く望んでいて、ウッディに一緒に来るように頼み込みます。
最初は拒んでいたウッディでしたが、ジェシーの辛い過去を知り、さらにプロスペクターに「アンディが大人になるのは止められない」と説得され、徐々に気持ちに変化が。
自分もいつかはアンディに捨てられる、不安を煽られて絆されてしまったウッディは博物館行きを了承し、救出に来てくれたバズ達を追い返しました。
しかし、ウッディはすぐに自分の間違いに気が付きます。
ウッディは博物館行きを断り、みんなでアンディの元へ行こうと誘います。
迷うジェシーでしたが、プロスペクターは断固拒否しウッディを無理矢理箱にしまい、そのまま日本行きの飛行機へ…。
絶体絶命かと思われた時、バズ達が再び手を差し伸べてくれます。
みんなでアンディの元へ帰ろう。
ちょっと意地悪なプロスペクターは空港で出会った女の子に貰われ、ジェシーとブルズアイはアンディのおもちゃへ仲間入りを果たしました。
『トイ・ストーリー2』ここに注目!
今回もおもちゃ達が大活躍していますが、そのユニークさは前作の比ではありませんでした。
ガレージセールに騒めくおもちゃ達、子供ならハラハラドキドキするシーンですね。
持ち主が大好きで健気なシーンなのですが、これがとても笑いを誘うモノで、これからおもちゃの整理を考えている方はちょっと気が引けてしまうかも。
おもちゃ屋ではバービー人形達のパーティーが開催されていて、その弾けっぷりは人間顔負けでした。
トイ・ストーリーはおもちゃ達への命の吹き込み方、表現が本当に面白いです。
「まさか、そんな(笑)」なんて思わず口から出てしまうかもしれません。
大人でも、気づいたら子供と一緒になって声を上げて笑っている。
大人をも虜にしてしまうおもちゃ達の活劇にぜひご注目下さい。
『トイ・ストーリー2』評価と感想
何歳になっても飽きない映画だと思います。
「アンディが大好き」という単純で純粋な想いが軸になっていて、そこから構成されていく物語は笑いと涙があります。
人間ではなく、おもちゃで表現しているからこんなにも人気が出たのではないでしょうか。
子供でも、大人になっても、思い出のおもちゃが1つはあるはずです。
そのおもちゃのことを思うと…笑いがこみ上げてきませんか?
その思い出とリンクして、何故だか泣けてくる。
また観ようと、思いました。